こんばんは。編集Ｍです。今日は３／９に販売開始したハーレーの新機種「ストリートロッド（プロトタイプ※）」を拝見してきました。
ざっくり言ってしまえばハーレーのエントリーモデルで、750ccの水冷Ｖツインを積む「ストリート750」のスポーティバージョンです。
変更は多岐に渡ります。車体はキャスター角を32→27°へ起こし、正立フォークは43mm径の倒立フォークに換装。リヤショックもリザーブタンク付きに。前100/80R17・後140/75R15という少し変わったタイヤサイズも、前120/70R17・後160/60R17という一般的なサイズに変更されました。
エンジンも結構違います。スロットル大径化や新作シリンダーヘッド、カム変更、圧縮比アップ（11→12)などでパワーは18％増（といっても、ハーレーは最高出力を公表しないのですが）、トルクは59Nm（6.0kg-m）から約８％増の65Nm（6.6kg-m）に。元々ストリート750は低〜中回転域での意外なほどの力強さが美点でしたが、ストリートロッドはそのへんがさらに強化されている、と考えてよさそう。
車体姿勢がグッと前傾になり、新形状のシートまわりやビキニカウルで、見た目のヤル気感はかなりアップしています。シート高は765mmとストリート750から45mmのアップですが、身長170cmの編集Ｍの場合、マフラーで右足がやや蹴られても両足ともベタ着き。むしろワイドなドラッグバーにより、ハンドルがわずかに遠く感じられる方が人によっては気になるかもしれません。
価格は107〜109万8000円。装備を考えればストリート750（97万5000〜102万8000円）との差額は少ないというか、むしろバーゲンだと思います。YM的には選択肢の多いタイヤサイズとなったことで、ハイグリップタイヤを履いてワインディングやサーキットに繰り出せそうな点に大注目。そんな使い方ができるハーレーなんて史上初（除くビューエル）なのではないでしょうか？
※市販車とデザイン・仕様が異なる場合があります。
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