滑步車也是很競爭的
看我的大腳加速過彎
【 競馬 and ストライダー No.84／ディープインパクト 】
ディープインパクトは2005年の３歳時に無敗で三冠馬となり、４歳でも天皇賞春、宝塚記念、ジャパンカップを制しそして有馬記念で有終の美を飾った日本競馬史に残る名馬。
ディープがレースに出る日は例えそれがG1でなくても朝から大勢の競馬ファンが競馬場を訪れ、ディープインパクトフィーバーで競馬場は大変な盛り上がりを見せた。
サンデーサイレンス産駒で全兄ブラックタイドという良血もさることながらディープインパクトがファンを虜にしたのはそのレーススタイルにあった。
スタートは得意でなくいつもレース序盤は後方を追走しながら、勝負どころの３コーナーあるいは最後の直線になってから自慢の末脚を爆発させて一気に他馬を抜き去るそのレーススタイルはディープ以外の馬に出来る芸当ではなかった。
競馬場で見てもテレビ観戦していてもまさに最後は飛んでいる様な末脚だった。
ストライダーのレースは先行逃げ切りで決まることが圧倒的。ましてやそれが実力伯仲のライダーが集まる決勝レースともなると僅かなミスやアクシデントが命取りとなる。
ところが先日のワイルドランナーの４歳前半クラスのA決勝のワク君の走りはそうではなかった。
既に動画でご覧になった方も多いと思うが、スタート直後に前に出ることが出来ずによろけて後方まで下がってしまったものの１コーナーからインをついて一気に順位を上げて途中で前を走る２名のライダーの転倒もあったがレース中盤では３番手。
それでもまだ前の2名のライダーとはまだまだ差があり、逆転は難しいかもと思われる状況であった。
しかしながら長いバックストレートでコースの外側に進路を取りどんどん加速してコーナーで２名のライダーを並ぶまもなく抜き去った。（この2名のライダーもワイランA決勝の先頭を走るライダーなので紛れもなく日本でもトップレベルのライダーだ。）
この瞬間はディープインパクトの４歳での有馬記念の４コーナーの走りがダブるようだった。
ワク君は既に日本国内のほとんどの大レースを制してワールドチャンピオンシップも連覇しているライダーであるが今回のレースを見て改めてその走力、判断力、能力に驚かされた。
体系もディープと同様に小柄であるが、その体の小ささを活かした軽い走りもディープそっくりだ。
まだまだこれからも日本のみならず世界のストライダーキッズ、ファミリーに衝撃的な走りをみせて貰いたいと思う。
