ポジティブフィードバックって良い事だとは思わない
大学の講義などで、昔はネガティブフィードバック(別名、ガバナンス)の時代だったが、これからはポジティブフィードバックの時代になると聞いた事があります。 でも、全く私には理解出来ません。
ネガティブフィードバックとは統制された社会で、システムが良いとされることには加速がかかり、悪いと思っていることには圧力が掛かります。現在の日本では当然ネガティブフィードバックの世界で有り、良い事、例えばエコカーを買うと減税されて、消費と生産が増えます。 また、悪い例としては、犯罪を犯せば警察組織が動員されてその活動が抑制されます。
これがネガティブフィードバックです。ここで出した例は本当に良いケースではなく、現状システムが良いと定義づけている事柄です。
一方、ポジティブフィードバックの時代とは何だろう、スピーカーにマイクを近づけると不快な音が出ます。これをハウリングと言いますが、この状態がポジティブフィードバックの現象です。 この状態が発生するとシステムは限界まで能力を発揮しようとひたすら走り続けます。
これを人間社会に当てはめると、ポジティブフィードバックとは集団ヒステリーや暴動ではないのだろうかと思います。 通常、ネガティブフィードバックで規律が守られている世界でも、何らかのきっかけでポジティブフィードバックの世界に突入すると、暴動などが発生します。
私はポジティブフィードバックという言葉は、システムが破綻した言葉で有り、決して新しいシステムの制御方法ではないと考えます。 昔、私の地元で発生した豊川信用金庫事件が発生しましたが、これも一種のポジティブフィードバックと考えます。
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色々有る似たような言葉
・ネガティブフィードバック:指示された値を目指すように制御する方法
・ガバナンス(ガバナー):早すぎる回転を押さえる機械的装置、そこから派生して、電子的な装置や統治されている状態を示す
・リミッター:指示された限界値で物事を抑える装置
ポジティブフィードバック 在 #ミニマリストライフ Youtube 的評價
最近、Googleの検索ランキングで化け文字(迴ツセ驥大喧)がランクインしています。多分、Googleのバグだと思いますが、Googleが何らかのきっかけで化け文字をランクインさせると、周りのサイトや人間を巻き込んで更にランクを上げていくという悪循環が発生します。 これを見ていて、昔学校で習ったポジティブフィードバックについて思い出しました。
自動制御に付いての教育を受けると、ネガティブフィードバックとポジティブフィードバックについて習います。 ネガティブフィードバックとはある指定された値にめがけて機械を制御することです。 例えば、クルマが遅い場合はアクセルを踏み、早い場合はアクセルを緩めたりブレーキを踏んだりします。基本この組み合わせで一定の速度が保たれます。 多すぎれば引き算、少なすぎれば足し算、プラスをマイナスにするという意味でネガティブフィードバックと呼ばれます。
一方、ポジティブフィードバックとは多ければ更に多くする、少なければ更に少なくします。 これについては概念を教えられるだけで、応用例の話しはありません。 気の利いた講師であれば、自然のシステムにはポジティブフィードバックという物が有り、人間の集団ヒステリーの様な状態を作るのがポジティブフィードバックと説明されると思います。
今回の化け文字キーワード上昇も、Googleを含めた社会的システムのポジティブフィードバックが働いた為だと思います。
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